iCloudのクロスプラットフォーム化は必要?
ちょっとこんな記事を見つけました: https://www.gizmodo.jp/2019/06/windows-android-icloud.html。 さて、この記事では、iCloudがWindowsには対応しつつあるものの、Androidには殆ど対応していないことについて、
Appleとしては、複数のプラットフォームを普段から使用しているユーザー層を押しやってしまった、くらいの危機感を感じるほうが良いのではないでしょうか。
と述べています。 しかし、この意見はiCloudのシェアを伸ばすことを主眼におきすぎていると思います。 Appleユーザーの体験に注目して考えてみましょう。 PCとスマートフォンもしくはタブレットを1台づつ持っているとすると、
の三つのタイプが考えられます。 ここで、OSのシェアを考えます。
すると、macOSとiOSを選ぶ確立に相関がないとしても、 上二つで75%をカバーしていることになります。 実際には、macOSを選ぶ人はiOSを選びがちでしょう。
さらに言うと、iCloudは文書の同期というよりもアプリの同期に重きを置いているように感じます。 すると、iCloudの真価は一番上の場合にのみ発揮されると思われます。 Androidへ対応していないことを"押しやってしまった"というのは、違和感があります。